眠りとの境目で巡るもの 取留め無く 揺らぐ 不確かで 踵の浮かされたよに 地に着かぬもの 煉瓦の朽ちて尚 硬い温もりから離れずに 遠くで呟く夜更けの声色にも似た 安堵の音 夜更けの墨の匂いの 静寂 心の糸を仄暗い水面に垂れれば ゆるり 眠りを誘うよに 一…
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